※※Ever17倉成編のネタバレが含まれます※※
「そんなんつぐみがジャケットなんだからつぐみ攻略するのが王道でしょ」と思ってつぐみに狙い定めたら5回死にました。
デトロイトでハンクにおべっか使って射殺されまくった経験から、つぐみに構えば構うほど嫌われるのか?と思って、殴られても気にしてない風装ったり、無言になって反応伺ってみたりしたけどことごとく死んでいったのだった(そしてなぜか優に告白される。マジでなんで?)。
と、いうことでヤケクソで色々選択肢を試していたら、直接つぐみでなく、空への対応でどうも分岐しているっぽい? パイプ室でつぐみに説教垂れたら即戻った方が良さそう。そのまま空ルートに入ってしまったのでつぐみルートへの入り口があるのか不明ですが。
最初やっているときはこの主人公倉成武のことがとにかく嫌いなタイプ(面白くない冗談を言う、空気が読めない、鬱陶しい喋り方が私を捨てた男に似ている)で、つぐみに説教垂れ続ける姿は大変不愉快でしたが、神システム「既読スキップ」のおかげで二周目以降はつまらない箇所はほぼスキップ、新規の箇所はつぐみと適度な距離感、空への愛情に満たされていてとてもよかったです。
ようするに倉成武はベースの性格が終わっていたわけではなく「ただのプレーンラノベ主人公だったのにプレイヤーのせいでしょうもない男になっていた」、かつそれが6周目まで続いていたのだから「プレイヤーこそが相当面白くない冗談を言う、空気が読めない、鬱陶しい」ということになります。武には悪いことしたね。
今回のエンドの話。
キャラクター毎に複数のエンドがあるか不明ですが、今回は空と心中エンドでした。中央エレベーターのパイプで脱出する際、ヒンメルに戻らず警備室で空のデータをコピーできればよかったんだろうか。
「武とつぐみがキスするという記録」を見てしまった空が、嫉妬に駆られてヒンメル前の通路で武を殺そうとしたところはかなりドキドキしました。またバッドエンドかと思った。
でもそうはならず、空ははじめての嫉妬という感情に混乱しながらも、本来AIに備わっていないはずの恋を武の「恋愛心理学」を通じて、武に自分を見てほしい、一緒にいたい、武が好きだと自覚し吐露するシーンは本当に良かった。
恋ってみんな経験的に「これは恋なんだろうなあ」って思うけど、たぶん教えられなかったらなんなのか整理がつけられないし、人も機械もそこは一緒なんじゃないだろうか。
ヒンメルで海水にのまれて死んでしまったけど、最後は二人とも納得していたから悲しいとかはなかった。ただ、もし生存ルートがあるならそっちのがいい。
空の話ばっかりしちゃってるけど空が笠原弘子だからしょうがないね。笠原弘子大好き。
今のところ最後の「生体反応:1」の謎はまだ解けてないし、缶蹴りの真犯人も気になる。
少年編は倉成編が落ち着いてから手をつけます。少年とココ、それから冒頭出てくる二つ結びの女の子の正体も知りたい。
まだまだやるぞ。