おそばを食べに深大寺

 思い立って、調布にある古刹・深大寺へそばを食べに行きました(もちろんソロ)。三鷹からバスに乗って25分くらい。このあたりはそばが有名とのことでそこらじゅうにそば屋があった。電車はすぐに寝ちゃうけど、バスだと興味津々で外を見ちゃうよね。本持ってったのに存在忘れてた。

 この深大寺には国宝の飛鳥時代に造られた古仏「釈迦如来倚像」、通称白鳳仏があるんだけど、国宝保護のために頑丈な鉄筋コンクリートでそれらしくない見た目+場所がいまいちなせいでひとっこひとりいなかった。しかしなんだか寺社仏閣のよさはまだわかりません。大学受験は日本史だったけど仏像は最後まで見分けつかなかった気がする。フーンてな感じにうろうろしつつ、お賽銭投げてちゃっかりお願い事してきた。いずれ信仰心は芽生えるんだろうか。

 

 そして本命のそば「門前」。松本清張も通ったそば屋らしい(松本清張の本は読んだことない)。

 中はたくさん風鈴が吊り下げられていて、久しぶりの暑い日差しに風鈴の音が乗って、いまさらに夏を感じた。花火大会だとか、プールだとか海だとか。小さいものだとこういう風鈴だとか。風物詩をちゃんと味わっておかないとだめだなと思った。

 もりそば。たしか900円。本当は名物の「手打粗挽そば」を食べてみたかったんだけど、私が行った14時ごろはもう売り切れでした。もりそばの味はふつうにおいしいおそば。そういえば私、そばの味の違い、あんまわかんないんだった……。粗挽そばだったらもっと「何!? これはほかと違うぞ……!?」ってなったのかな。ちなみに左上のお菓子は有平糖。蕎麦湯は爆飲み。

 葛切り。たしか420円。黒蜜しかないので三口で飽きる。

 

 食べ終わったら少し参道をうろうろ。水車のそばにたぬきがいた。

 なんのゆかりがあるのか謎な鬼太郎茶屋。

 てな感じで、名物が食べられなかったのだけ残念でした。