おひさしTOS

 全然笑うシーンじゃないのにドア総督へのロイドくんの怒涛の罵声に笑ってしまった(このセリフの前にもめちゃくちゃ言ってる)。このあとさすがにコレットから「ロイドやめて!みんなが強い訳じゃないんだよ!」と止められている。各部署にひとりコレットを配置してもらえませんか? ロイドくんみたいな社員たまにいまして……。


 シンフォニアは前にプレイしたことがあるんだけど、久しぶりにやったらこんなグロテスクなストーリーだったっけ?ってちょっとびっくりした。アビスのアクゼリュス崩落(これは絶対にバグです)みたいな、大量殺戮がベースになっていてかなり重たい。このあたりのテイルズはたしかにこういう話が多かったような? ヴェスペリアはどうだったかな。忘れてることが多いね〜。

 ドア総督自身も妻を救うためディザイアンと敵対するように見せかけて裏で通じており、そのドア総督の娘も、本物を殺して娘に化けてたハーフエルフでした、という。展開結構ひどいよね。そしてイセリアの人間牧場でモンスター化させられ、ロイドたちを守って爆死したマーブルさんの孫が出てきて、ロイドがマーブルさんを殺害した、と誤解しロイドを糾弾するという地獄絵図。なんだこのゲーム。

  

 一方でキャラクターはとてもかわいらしい。個人的には露出が少ない衣装の方が安心するので、藤島テイルズはかなり好き。クラトスはちょっと変な服着てるけど。

 コレットのコテコテドジっ子キャラも、神子としての悲しい運命を誰にも告げずひとり抱えていることで愛おしさが爆発する。テイルズヒロインはだいたい好きだけど、三本指のうちに入る。ファンタジアのミントが好きだから……。

 ロイドくんは普通に好きだ。言うまでもなく。自分が選ばない選択肢をロイドは果敢に選んでいって、ぶつかって、折れそうになって、仲間に支えられて、自分の罪を直視し、めげず戦い、信じるもののために己を貫く! ダウナー系主人公(ユーリとか)もいいじゃん、と思うときもあったけど、結局こういう王道主人公に落ちつく。

 早くテセアラに行きたいのにまだシルヴァラントでピョンピョンしている。まじめにレベル上げしないとふつうにボス戦がつらい。ゴリ押しするとしっかり死ぬ。お金もカツカツ。2004年のゲームって感じだ……。