TOAが辛すぎて比較的楽なTOXをクリアしたよ（再プレイ）。ボリューム小さいね。このあと隠しダンジョンも行って黄金魔剣士ぶちのめした。戦闘はTOGがやっぱりいいな〜と思ったけどTOXもまあまあって感じ。ゲームって最高！！ あ〜面白かった。
まあそれはそれで置いといて。
面白かったのは本当で、でも、最近過去作品を再プレイすると発見が色々あったので、TOXに関してもなにか新しく感じることはあるかと思ったらそうではなかったなあ。テイルズ15周年！と鳴り物入りで発売されたわりには、なストーリーだった。普通のテイルズでした。
ただ、一個だけ好きなシーンがある。おそらく世間的にもエクシリアで一番有名なシーン。
↑コレ。
汎用性の高さゆえにわりとネタ的に使われるセリフだけど、個人的には全く笑えない切実なシーンだと思う。
二千年前の先祖の不始末によって衰退する世界エレンピオスを救おうと、もう一方の自然豊かな世界リーゼ・マクシアを侵略しエレンピオスの「燃料」とすることで解決しようと暗躍する中ボスのジランド（画像のおじさん）。主人公たちは「二千年前警告したにもかかわらず、黒匣の便利さに目が眩んで、（衰退に進むような）選択をしたのはジランドたちエレンピオスの世界の人間だ」「自業自得だ」と結構な感じで糾弾する。それに対して、これまで冷酷で嘲笑う態度をとっていたジランドが「俺じゃねえ！」と初めて感情をあらわにする。
これはホントにそうだよな〜って。二千年前のことなんか知ったこっちゃないよ。
自分じゃない昔の誰かが犯した罪をいつまで自分のものとして贖っていけばいいんだろう、とか。
自分のせいじゃないのに本当に自分がしなきゃいけないのか？、とか。
前任の仕事を引き継いだら、前任のした仕事の失敗を詰められて、「これ私のせいじゃないけど食い下がったら『なんで今はお前の仕事なのに過去の分も把握してないんだ。担当としての自覚が足りないんじゃないか』って火に油注ぐことになりそうだな……」としょうがなしに100%自分の落ち度として謝罪する、とか。違うか。
まあなんでもいいんだけど。他人の罪をどこまで自分が背負わなきゃいけないの？って誰しも不満を持ったこと、一度はあるんじゃないかなあ。私ですら年がら年中「俺じゃねえ！」って言いたくなってるから、みんなあるでしょ。
どこかでどちらか、あるいは両方が妥協して清算しないといけなくて、それってスッキリすることはほとんどないから、難しい。物語は、新しいエコ（？）な技術の源霊匣を使い、エレンピオスとリーゼ・マクシアが一緒になって共生社会を作っていく、希望溢れる最後を迎えるんですが、現実こんなにうまくいくわけない。
ただし、ロリコンブランコは除く。
